結婚したい人は要注意!ロマンス詐欺の実態を徹底解説!

こんにちは、マッチングアプリ研究編集部です。
近年、マッチングアプリの一般化からロマンス詐欺被害が増加しています。
世間では中高年の国際ロマンス詐欺が注目されていますが、なかには若い世代の結婚願望を利用した詐欺も。
恋愛感情を利用した悪質な詐欺は、年齢を問わず警戒が必要です。
そこで今回はロマンス詐欺の手順や、狙われやすい人の特徴などを徹底解説。
この記事を読んで被害を未然に防ぎましょう。
ロマンス詐欺の手順
まずはロマンス詐欺の手口について順を追ってご紹介します。
自分は大丈夫と過信せず、実態を把握して警戒心を持つようにしましょう。
手順(1)マッチングアプリやSNSで出会う
まずはマッチングアプリやSNSを通してアプローチを仕掛けられます。
この時に提示される顔写真は本人でないことが多いです。
そして仲良くなってくると、ほかのメッセージツールへ誘導されます。
ZOOMやLINEなどのツールを使ってテレビ電話を持ちかけられることもあるでしょう。
最近ではAI技術を活用して顔の一部を変化させたディープフェイクが使われている場合もあります。

手順(2)結婚を匂わせる発言が多い
メッセージでやり取りを重ね、相手に恋愛感情を抱かせるのがロマンス詐欺の手口です。
一度も会っていなくても「愛している」「結婚しよう」などの甘い言葉をかけてきます。
気持ちを高めて相手を夢中にさせることで、冷静な判断をできなくさせてしまいます。

手順(3)理由をつけて金品を求めてくる
その後、相手が夢中になったらお金を要求するようになります。
- 結婚資金としてお金を要求される
- 病気になったので、治療のためにお金を貸してほしいと言われる
- 事業で必要なお金の一時立て替えなどをお願いされる
- 一緒に投資をしようと誘われる
お金を要求する内容もとても巧妙。
会話の中でビジネスや夢の話をしたり、応援してほしいとお願いされていたりした場合、ついお金の立て替えや資金援助に応じてしまう人もいます。
お金を求められた場合は決して応じないようにしてください。

手順(4)ある程度引っ張れたら姿を消す
ロマンス詐欺では、先述したようなお金の要求を何度か繰り返します。
そして徐々に金額が増えていくのも特徴です。
最初は1000円だったものが、1万円、10万円と増額し、ときには100万円以上の莫大な金額を要求されるパターンもあります。
さすがに怪しいと勘付かれたらさっと姿を消すのがロマンス詐欺の手口です。

ロマンス詐欺によくある話?!危険なあるある3選
ロマンス詐欺は手口はさまざまであるものの、よくある特徴もいくつかあります。
そこでこちらでは、ロマンス詐欺でよくあるパターンを3つご紹介します。
あるある(1)知らない外国人からDMが来る
知らない外国人からDMが届いたことはありませんか?
魅力的な容姿の外国人から声をかけられると、つい一度話してみたいと思う人もいることでしょう。
しかし、これは国際ロマンス詐欺の入り口である可能性大。
安易な対応は後悔することになりかねません。
どんな内容であっても、まずは警戒心を持っておきましょう。

あるある(2)言葉巧みに口説いてくる
ロマンス詐欺被害はメッセージだけで相手を言葉巧みに口説きます。
- 熱烈にアプローチを繰り返す
- 相手と2人だけの空間を作り上げる
- 個人情報に関わる深い話をする
そのアプローチは「結婚したい」などの甘い言葉だけではありません。
相手の仕事柄などの理由で「2人の関係を秘密にしてほしい」とお願いすることもありますが、これは被害者が第三者に相談して詐欺に気付かないようにするため。
しかし、被害者は2人だけの秘密に燃え上がってしまい、騙されてしまうケースが多々あります。
さらに、自分の家族や誰にも話していない悩みなど、深い話をするのも特徴的。
「自分を信用してくれている」という安心感や、「自分がなんとかしてあげたい」という親切心を利用してきます。

あるある(3)お金に関する質問や話題が多い
SNSやマッチングアプリにおいて、お金の話題が多い人は要注意人物。
ロマンス詐欺はもちろんのこと、ビジネス勧誘や投資勧誘などの悪質ユーザーである可能性が高いです。
お金に関する質問をすることで相手の貯蓄金額を予測し、どのように金品を要求するか手口を考える手段にされています。

ロマンス詐欺に狙われやすい人のSNSの例
実は、ロマンス詐欺に狙われやすいSNSには共通点があります。
こちらでは具体的な特徴を4つご紹介するため、参考にしてくださいね。
狙われやすい特徴(1)恋人に関する投稿がない
まず、恋人がいない人を選ぶことはロマンス詐欺の第一条件といえるでしょう。
とくに、30〜40代の独身女性は狙われる可能性が高いです。
これは早く結婚相手を見つけたいと焦る気持ちを利用されてしまうため。
そして20代よりもお金に余裕があることも、狙われる理由のひとつといえます。
狙われやすい特徴(2)ペットを飼っている
ペットを飼っている人は「ペット可愛いですね」という気軽な話からロマンス詐欺被害にあうケースも多いです。
実際に、可愛いペットを褒めてもらって嬉しくない人はいないはず。
悪意ないメッセージに対しては、知らない人であっても返信しないと失礼と感じてしまいますよね。
しかし、動物好きを装った異性からロマンス詐欺被害にあってしまったケースもあります。
なかには危険人物もいるということを把握しておきましょう。
狙われやすい特徴(3)SNSをはじめたばかりの人
SNSをはじめたばかりの人も狙われる可能性が高いです。
Twitterなどで開設したばかりのアカウントや「初心者」などの言葉を載せていると、狙われてしまうこともあるでしょう。
詐欺師が初心者を狙う理由は、お金に関する詐欺を持ちかけやすいため。
ネットバンキングや投資などの知識がない人は、わけもわからないまま騙されてしまうこともあります。

狙われやすい特徴(4)車や家を持っている
家や車を持っている人も狙われやすいパターンのひとつ。
これは、高額な買い物ができるほどお金を持っていると判断されてしまうためです。
特に、独身で車・家を持っている人は自由に使えるお金が多いとみなされます。
SNSにこれらの投稿をしている人は、特に気をつけてくださいね。
ロマンス詐欺に引っかからないために知っておこう!
ロマンス詐欺に引っかからないために、以下の2点は最低限把握しておきましょう。
ネットで早い段階から結婚の話は怪しい
そもそも、まだ会っていないにも関わらず結婚の話が出るのは怪しさ満点です。
しかしながら、早く結婚したいと思っている人や、しばらく恋愛をしていないという人は騙されてしまうケースが多発しています。
どんなに深い話をしていても、早い段階で結婚の話がでるのは違和感があります。
トントン拍子で話を進めて気持ちを高めてくる異性には気をつけましょう。
高ステータスなプロフィールには要注意
ロマンス詐欺を仕掛けてくるアカウントは高ステータスであることが多いです。
- 誰もが知っている大企業に務めている
- 年収が高く、お金を持っている
- 芸能人
金品を要求するロマンス詐欺では、意外にもお金を持っているように装っている場合が多数。
これは、金品を要求されても「あとですぐに返してくれる」という感情を持たせるためです。
そしてなかには自分は芸能人だと嘘をつくケースも。
相手が芸能人であると思うと、会えなかったり、他の人に相談できなかったりすることに疑問を持てなくなります。
極端に高ステータスなプロフィールの相手には注意してくださいね。
ロマンス詐欺にあってしまったら
万が一、ロマンス詐欺にあってしまった時は、下記のように対応をしましょう。
- 1人で抱え込まない
- 現状を具体的に把握する
- 弁護士や専門家に相談する
- 警察に被害届を出す
まず重要なのは、1人で抱え込まないこと。
騙されてしまったことが恥ずかしいと思い、誰にも言い出せずにいる人もいるでしょう。
もしくは、騙されていることに薄々気付いていながらも、相手を信じたいという気持ちから誰にも相談できないこともあります。
しかし、ここで1人で解決しようとすると、さらにお金を騙し取られてしまうこともあるでしょう。
すでにお金を取られているのであれば、警察に被害届を提出してください。
ただし、被害届を出しても捜査まで発展しないこともあるため、お金を取り戻すためには弁護士に相談するのも有効な手段です。
必ず第三者に相談して、詐欺被害から抜け出せるようにしてくださいね。
まとめ
最近では、Facebook・Instagram・TwitterなどさまざまなSNSからロマンス詐欺被害が発生しています。
「自分は大丈夫」と思っていても、恋心を抱いてからは冷静な判断ができず騙されてしまうため、過信は禁物です。
どんなに少ない金額であっても、SNS上の相手に金品を要求されたら警戒しましょう。徐々に要求が大きくなるケースが多いです。
老若男女問わず、ロマンス詐欺被害には十分注意してくださいね。