2023.01.06

結婚詐欺はどこから?結婚詐欺の手口や被害の声!結婚詐欺師の特徴や被害を防ぐポイントも!

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マッチングアプリ研究部

こんにちは、マッチングアプリ研究編集部です。

・結婚詐欺ってよく聞くけど、どういう人が結婚詐欺に遭うの?
・結婚詐欺に遭ったらどうすればいいの?
・結婚詐欺の手口ってどんなのがあるの?

こんな風に疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?

今回は、結婚詐欺に遭わないためにどうすればいいのかや、遭った時の対処法などをお伝えしていきます。

どこからが結婚詐欺になるのか

結婚詐欺という詐欺があることは知っていても、どこからが結婚詐欺で立件できるのか分からない人も多いのではないでしょうか?

そこで、刑法上の詐欺罪(刑法246条)に基づいてどこからが結婚詐欺に当たるのか説明していきます。

結婚詐欺の条件(1) 欺罔行為(嘘をつくこと)

結婚する意思がないのに結婚すると言い、お金を返す意思がないのに「結婚したら必ず返すから」などと言いお金を借りる行為は、相手を欺く「欺罔行為」にあたり、詐欺罪が成立します。

結婚詐欺の条件(2)錯誤(騙されること)

結婚してくれると誤信し、事実と観念とが一致しない「錯誤」の状態に陥ってしまっている状態は詐欺罪が成立します。

逆に言えば被害者が錯誤の状態に陥ってなければ詐欺罪は成立しません。

付き合っている相手から気づかないうちにお金を盗まれていたりなどは詐欺罪は成立しないということになりますね。

結婚詐欺の条件(3)財物の交付(金銭等を支払うこと)

相手に騙されてお金を渡してしまうことが財物の交付に当てはまります。

逆に、お金を貸して欲しいと頼まれたけれどお金が用意できず渡していない場合などはこれに当てはまらないので詐欺罪にはなりません。

結婚詐欺の条件(4)因果関係(これらの条件に因果関係が認められること)

(1)〜(3)までの条件に因果関係が認められることで詐欺罪が成立します。

つまり、欺罔行為によって錯誤に陥り財物の交付を行ってしまうということですね。

結婚詐欺の手口

結婚詐欺の被害に遭わないためには、結婚詐欺の手口がどういうものなのか知っておくことが大切です。

代表的な4つの手口をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(1)婚活サイトやパーティーに現れる

結婚詐欺の詐欺師は確実に騙せるように、結婚に焦っていたり結婚願望が強い女性をターゲットにします。

結婚相談所では身元確認がしっかりと行われ、源泉徴収票などの提出が必須のところがほとんどですが、婚活サイトやパーティーは身分証明書の提出はあっても源泉徴収票などの提出はほとんど行っていません

そのため、婚活サイトやパーティーには真剣に婚活をしている風に装った詐欺師が出没します。

(2)結婚を前提とした交際を求める

前述したように、結婚詐欺師は結婚したい女性がターゲットなので結婚をほのめかすような発言をして女性を安心させ、信頼関係を築きます。

騙すためにはお金も惜しまず高級レストランに連れて行き、女性が喜ぶような言葉をかけ、時には花束をあげたりして普通の恋人として半年かそれ以上交際をし、信用させるのも結婚詐欺師の手口です。

これらの行動をとられることで女性側は完全に詐欺師が自分のことを好きで結婚前提の付き合いをしてくれていると思い込み、のめり込んでしまうんです。

(3)さまざまな理由でお金を引き出す

交際関係が続いてすっかり彼の虜になり完全に信用した時に突然「お金が必要になった」と言われるのが定番の手口です。

「親が病気になった」「事業に失敗した」「結婚して養うために資格を取りたい」など、どうしてもお金が必要だから貸して欲しい、絶対に返すからと言って大金を借りようとしてきます

この時女性側は「せっかく現れた運命の相手だし」「これからずっと一緒にいる人だから力になってあげたい」と思いお金を貸してしまうんです。

④突然姿を消す

何度かに分けてお金を受け取った後は突然姿を消し、連絡もつかなくなります

女性側はこの時初めて相手の身元について何も知らないことに気づき、手の施しようがない場合が多いです。

しかし、女性の中には突然姿を消されてもなお相手のことを信じて心配する人も。

結婚詐欺の手口は同じようなものが多いので事前に警戒を怠らないようにすることが大事ですね。

実際に結婚詐欺にあった方々の声

実際に被害に遭った人はどのようにして被害に遭い、どんな被害を受けているのでしょうか?

結婚詐欺の被害に遭った人の実際の声をご紹介します。

巧妙な手口で騙すイケメン

国際ロマンス詐欺はコロナ禍以降急増しており、2021年の相談件数は2019年の7倍以上になったそうです。 (引用:国民生活センター )

イケメン好きの人は顔がタイプで巧妙な手口の男性に騙されないよう要注意ですね。

同情を誘って相手を騙す詐欺師

ここまで悲しい出来事を並べられたら同情してお金を貸してしまうのも無理はないのかもしれません。

しかし、自分をしっかり持って事前に事実確認をすることが重要ですね。

独身と偽り既婚者だった彼

独身だと思っていたのに実は既婚者だった彼に多額のお金を貸してしまい、「返す」という言葉を最後まで信じた女性。

「お金を貸して」と言われた時はまず疑い、嘘に嘘を重ねる男性は信用しないことが大切ですね。

結婚詐欺師の特徴

結婚詐欺は手口と同様に詐欺師の特徴も事前に知っておくことが大切です。

代表的な4つの特徴をご紹介します。

結婚詐欺師の特徴(1)理想にピッタリ

結婚詐欺師はプロなので、詐欺をするためにいわゆる「モテる男性」になりきっています。

そしてターゲットの女性をとことん調べ上げその女性の理想とする男性を演じ、自分にベタ惚れの状態にさせてお金を騙し取るんです。

結婚詐欺師の特徴(2) 言葉が上手

結婚詐欺師は女性が喜ぶ言葉をかけるのが上手いのも特徴です。

外見や性格を褒め、時にはプレゼントをしたりして女性にとって優しくて魅力的な男性を演じます

結婚詐欺師の特徴(3) 個人情報を教えてくれない

結婚詐欺師は身元がバレたら警察に捕まるので、それを恐れて絶対に個人情報は教えてくれません。

家の場所はもちろん、免許証などの身分証も絶対に見せてくれません。

しかし、詐欺師の中には偽造の免許証などを作成している場合があるので注意が必要です。

結婚詐欺師の特徴(4)お金を貸すまでは連絡は頻繁に行う

結婚詐欺師はお金を借りるまではマメに連絡をしてきて、お金を貸してからは連絡の頻度が減ります。

お金を借りるまでは怪しい行動やトラブルになるようなことは避けるため、女性は「マメで信用できる人」と思い込んでしまいます。

結婚詐欺にあいやすい女性の特徴

結婚詐欺に逢いやすい女性はどういう人なのでしょうか。

これから解説する5つの特徴に1つでも当てはまった女性は注意が必要です。

結婚詐欺にあいやすい女性の特徴(1) プライドが高い

プライドが高い女性は、詐欺に遭ったということを認めたくない、信じたくないという感情が働いて盲目になってしまい、どんどんお金を貸してしまう可能性があります。

自分の考えが正しいと思い込みやすい人は注意が必要ですね。

結婚詐欺にあいやすい女性の特徴(2) 理想が高い

理想が高すぎる女性は、自分の好みにぴったりの男性が現れたときに運命の人だと感じてのめり込んでしまい、詐欺師のターゲットにされやすいです。

あまりにも理想ぴったりの人が現れた時は嬉しくなってしまうものですが、まずは騙されていないか疑いましょう。

結婚詐欺にあいやすい女性の特徴(3)結婚を急いでいる

結婚を急いでる人、結婚できなくて焦っている人は結婚詐欺師にとって好都合なので結婚詐欺のターゲットにされやすいです。

結婚詐欺師は交際する前から結婚前提でのお付き合いをチラつかせ、交際が始まると早い段階で結婚の話を持ち出してきます

そうすると結婚したくて焦っている女性は嬉しくて飛び付いてしまうんです。

結婚に焦っている時こそ冷静に相手を見極めることが重要ですね。

結婚詐欺にあいやすい女性の特徴(4)周りに相談できる人が少ない

友達が少ない、家族と仲が良くないなど周りに相談できる人が少ない女性もターゲットにされやすいです。

周りに彼のことを相談した時に「それ詐欺じゃない?」「その人やめときなよ」など言われると詐欺師にとっては計画が崩れてしまうので厄介ですよね。

要するに詐欺師にとっては「邪魔者」なわけです。

なので、相談できる人が多い女性よりも少ない女性の方がターゲットにされやすいんです。

信頼できてなんでも相談できる人を1人でも作り、その人のアドバイスを受け入れられるようにしておくと安心ですね。

結婚詐欺にあいやすい女性の特徴(5)収入や貯蓄がしっかりしている

結婚詐欺師は多額の金銭を騙し取るために、収入や貯蓄がしっかりある女性を調べ上げ、ターゲットにします。

結婚詐欺を実行するのには時間も労力も使うので、できるだけお金を持ってる女性を狙った方がいいですよね。

収入や貯蓄があって自立している女性こそ、婚活する際には気をつけなければいけません。

結婚詐欺に合わないためのポイント

結婚詐欺に遭わないためにまず大前提なのが、何事も焦らないということです。

結婚に焦っていたり「この人を逃したらもう次がないかも」と思って焦っているとターゲットにされやすいので注意が必要です。

それを大前提として、結婚詐欺に遭わないための4つのポイントをご紹介します。

結婚詐欺に遭わないためのポイント(1) 身元をしっかりと確認する

結婚詐欺師は絶対に身元を明かしません。

身元がはっきりしない人と交際し、結婚の話までするのはリスクがありすぎますよね。

婚活中に出会った人はまず少しでも疑うことから始め、身元の確認をしっかりしましょう。

名刺をもらう、身分証を見せてもらうなどすると安心です。

しかし、中には名刺や身分証も偽造のものを予め作っている詐欺師もいるので注意が必要です。

結婚詐欺に遭わないためのポイント(2) 結婚前提ならご両親にも会う

結婚詐欺師は必ず結婚前提のお付き合いを求めて来ます。

結婚前提なら当然お互いの両親に挨拶しない理由はないですよね。

交際が始まったら一度ご両親に会わせてもらえないか聞いてみましょう。

その際に両親に会わせてくれない、2人とも亡くなっているなどと話す場合は自分の親に会ってもらえるか聞いてみてください。

また、友人何人かに会わせてもらうのも有効かもしれませんね。

結婚詐欺に遭わないためのポイント(3)お金を貸さなかった時の反応を見る

結婚詐欺師なら、お金を貸せないと言ったら態度が豹変することが多いです。

お金を貸して欲しいと言われたらあっさり貸すのではなく、貸せないと言ってみましょう。

その時に急に冷たくなる、連絡頻度が減るなどしたら詐欺師じゃなかったとしても別れるのが賢明な判断です。

そもそも「お金の切れ目は縁の切れ目」という言葉があるぐらいなので、大事な相手にこそ簡単にお金の貸し借りはしないことをおすすめします。

結婚詐欺に遭わないためのポイント(4) SNSなどを追加する

SNSを追加すれば、大体の相手の人となりや友人関係など分かりますよね。

結婚詐欺師はプロなので色々なやり口で女性を騙そうとしてきますが、プライベートのSNSを教えるわけにもいかないですし、教えるとしても捨て垢のようなアカウントになることがほとんどです。

なのでSNSをやっていない、もしくはフォロワーや投稿などもほとんどなく素性が分からない場合はすぐに疑い、既にご紹介したポイントを試してみてください。

すでに(1)から(3)までのポイントを試していて全てだめだったのなら迷わず別れましょう。

結婚詐欺にあってしまった時の対処法

気をつけていても結婚詐欺に遭う可能性は婚活をしている女性なら誰にでもあります。

もしも結婚詐欺に遭ってしまった場合どうすればいいのでしょうか?

4つの対処法をご紹介するので参考にしてみてください。

対処法(1)自分だけで解決しようとしない

詐欺に遭ったことを周りに相談できない人は意外と多いのではないでしょうか?

迷惑や心配をかけたくないなど色々な思いがありますよね。

しかし、詐欺に遭ってしまったことは隠さなければならない話ではありません。

1人で悩んで解決しようとせず、必ず周りに相談しましょう。

対処法(2)弁護士に連絡する

民事事件として解決したいと考えている場合は弁護士に相談しましょう。

ここで一つ注意点があります。

結婚詐欺の被害に遭った人を狙い「代わりに弁護士に相談してあげる」などと言ってSNSで連絡をしてくる人がいますが、どんなに辛い状況でも絶対にそのような人に相談するのはやめましょう。

結婚詐欺に限らず、二次被害に遭ってしまうことは意外とあります。

初回の相談は無料の弁護士事務所も多いので信頼できる弁護士を見つけることが大切です。

対処法(3)探偵に連絡する

お金を取り戻すために探偵事務所に相談するという方法もあります。

探偵に相談する場合はホームページなどがある大手の事務所に相談すると安心です。

詐欺が分かった段階でできるだけ早く相談しましょう。

対処法(4)警察に連絡する

結婚詐欺に遭ったとき、まず思い浮かぶのが警察ではないでしょうか?

警察に被害届を出す際は、できる限り情報を集めてからいくことをおすすめします。

証拠が不十分だと、被害届を出すこともできず警察に動いてもらえない可能性もあるので、そんな時は弁護士や探偵に相談することも考えましょう。

まとめ

結婚詐欺について詳しく解説しました。

婚活している女性は誰しもが自分の理想を持って活動していると思います。

しかし、自分の理想ぴったりの男性が現れた時こそ冷静に相手を判断することが大事です。

もし詐欺に遭ってしまった場合も落ち着いて冷静に物事を判断するようにしましょう。